帽子を脱ぎたくない

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笑われます。

大きな笑いならまだしも、クスリとした遠慮がちな、憐れみを含んだような笑いです。

帽子を脱ぐ度に、大人にはそんな抑えた笑いをされ、子供にはあからさまに馬鹿にされます。

大人は、気を使っていいるのは分かりますが、子供は無邪気と言うか残酷なもので、直接嫌な事を浴びせかけてきます。

できるだけ帽子は脱がないようにはしてはいますが、やはり屋内に入ると脱ぐのが礼儀。

脱がないと余計に目立ってしまいますし、暖房の効いた部屋だと汗で群れてしまいます。

おかげさまで、寒い冬でも外に居る事が多くなり、体調もあまり良くありません。

冬はニット帽、夏はタオルを頭に巻いて、アーティストっぽいオーラを出していますが、脱いでしまえばオーラも無くなってしまいます。

それならいっそう、キレイサッパリのスキンヘッドも良いかもしれないと思いましたが、長年連添った友である髪とお別れするのは忍びないです。

困ったなと考えている内に、最近テレビやネットでAGAと言う言葉を思い出しました。AGAとは男性型脱毛症の事で、その治療方法があるそうです。

諦めるのはまだ早い、無くすなら、髪じゃなくて帽子を無くしたい。

子供に笑われる人生とはオサラバしたい。そう思い、無料相談に行く事に決めました。